2014年2月25日火曜日

掛け替えのない弟の死27

 今日は実家に行かなかった。
 2日行かないのは初めてかもしれない。

 一昨日、私が持っていた弟の部屋の鍵を渡した。
 部屋に入ろうとしない親の代わりに部屋の空気の入れ替えをしながら、部屋に入り弟の生前の姿を思う時間だった。

 その役目を返し、実家に通う口実もなくなった事を感じた。
 
 弟の遺品を親が勝手に処分しないかと不安もあったのは確かだ。
 しかし、所詮は弟のものは親のものだということに気づき、私がどうのこうのと言う権利もないと思う。
 私なりの悲しみはあるが、自分より先に逝ってしまった息子への思いに敵うわけはない。
 

 私はどう自分の懺悔に向き合うべきか解らなくなっている。
 後悔が深すぎて、どうにもならない。

0 件のコメント:

コメントを投稿

正欲  朝井リョウ

 >作家生活10周年の著作。  大学生作家・サラリーマン作家と言われていた頃があったなと思う。  『正欲』  読み終わり考える。  読み取りの苦手な私は何が正しいのか?  作者の意図と違う感覚だと恥ずかしいと。  明日、死にたくない人の流れに乗るために思う。  このブログも登場人...