2014年2月19日水曜日

掛け替えのない弟の死23

 月命日。

 1か月が早いのか遅いのかわからない。
 相変わらず母との気持ちの共有はできない。

 実家での毎回の弟の部屋の空気入れ替えも、徐々に部屋のにおいが薄れてきた気がする。

 亡くなった当日に行ったと思われるシャガール展の切符や、部屋に置かれた新品の品物に改めて悔しい気持ちになる。

 ピラタスに行く予定で購入したであろう品物。
 無造作にめくられたままの布団。
 1月19日のページが開かれたままのTVガイド。
 触れられないまま。


 

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