大前研一さんの本
売り上げ12%が震災復興に寄付される。
1年後・5年後・10年後の日本、長いスパンで考えねばならないという現実に私はまず戸惑う。
原子力工学の博士号をもち、震災発生後の13日にユーチューブにアップされた放送は70万回以上の再生をカウントする。東電のごまかしや政府の無知など、あきれるばかりの醜態を見ていると、ただただ不安だけが増す。
先日のNHKの番組のハーバードからの提言(だったか・・・)でも、「どんな状況でも、事実を隠さずに公表する大切さは、わけのわからない不安を増幅しないためにも大切なことだ」というような発言を講師の1人が言っていた。
大前さんは持ち前の分析力で、今後の日本・政府・東電・日本人1人1人の行動模範を作ってくれようとしている。
現場感覚の大切さや、政府要人の認識の甘さの指摘はなるほど!と思う。
提言の中には、都知事選で敗れたときのマニフェスト内容も含まれ、当選していたらなあーと思わずにいられない。
1度の選挙での落選で、政治に見切りを付けて、次に視線を変える見切りのよさに感服するが、「IF(もし・・・)]はないとは言っても、都知事になった大前さんの手腕をみたかった。
2011年6月30日木曜日
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