2021年5月21日金曜日

『同調圧力』日本社会はなぜ息苦しいのか  鴻上尚史・佐藤直樹

 >社会と世間の定義を鴻上さんがブレイディみかこさんとの対談で話していた。

 これが私の頭に残り、日本社会では世間からはみ出ることは生きにくくなると腑に落ちた。

 私自身も世間でしか生きてこなかったと思うし、世間なしでは今後も生きていくのは難しいだろう。 

 それほど無意識に入り込んでいる。

 世間とは個人を生きにくくする。

 私が住んでいる地域では隣組に縛られている。

 昔ながらといえば聞こえはいいが、年功序列が年長者の発言権を優位にし、嫁に来たといえばあいさつ回りがあったりする。

 つい先日も長男の同級生が結婚したが、同居するママ友がその人を連れて近所にあいさつ回りをしたという。なんてこった。

 個人が認められる世界とは、その社会として機能する日本にすることができるのか?と未来に残す社会を悩みながら考えている。

 個人としての行動が社会に及ぼす力があるのかと不安を抱く。

 成熟した社会になるには日本はどうしたらいいのだろうか?

 そんな想いを抱かせる一冊です。

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