2014年2月11日火曜日

掛け替えのない弟の死18

 昨日は涙を流す時間があった。

 そのあとの話を聞く中で、死を無駄にしないための行動を考えたといわれた。
 

 毎日弟を思う時間の中で過ごしている。
 過ごす時間の中に弟を探し、出来事を弟にに結び付けている。

 弟が死ななければならなかった理由を探す。
 自分に問題があるかとか、親にあるのかとか。
 弟にあるとは考えたくない。

 先案じは常にある。
 避けられない実情はある。

 自分が避けられるように考えてきた。
 しかし、年齢がそれを突きつけるようになった。
 弟が背負おうとしていた実情をわかっていながら、傍観してきた。
 すべてが私にかかてきた。

 弟が今まで背負ってきた。
 私には、自分勝手に生活してきた反動が返ってきただけ。

 それでも、流した涙で少し気持ちが楽になった。

 

 

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