2021年5月31日月曜日

正欲  朝井リョウ

 >作家生活10周年の著作。

 大学生作家・サラリーマン作家と言われていた頃があったなと思う。

 『正欲』

 読み終わり考える。

 読み取りの苦手な私は何が正しいのか?

 作者の意図と違う感覚だと恥ずかしいと。

 明日、死にたくない人の流れに乗るために思う。


 このブログも登場人物がスマホに綴った文のように、誰かにわかってもらえる感覚なのか

わからないまま綴っている。

 ブログの存在を友人知人に公表していない。できない。

 同じ感覚のようにも思う。

 

 多様性という言葉がまだまだ本質に届いていないのか?

 繋がるにはまだまだ届かない人々がいる。


 私はどうなのか。

 明日、死にたくないのは確かだ。

 やりたいことがまだある。見たいものもまだある。

 

2021年5月21日金曜日

あなたの会社、その働き方は幸せですか。 上野千鶴子・出口治明

 >上野さんは、私がまだ二十歳の頃ソバージュヘアで、それをまねした私は先輩に「あんたの辞書にはブローって字はないのか?」と言われた。

 そこから上野千鶴子という文字があれば追いかけてきた。

 テレワークで家庭に夫の居場所がないのは仕事をしないからだ!

 家庭で言う仕事とは家事である。あーすっきりする。

 育休中の賃金は全部雇用保険で賄われているのに、それでも人員補充をしないのはなぜ?

 あーすっきりする。

 既得権益を持った人が自己改革で変わることはほぼ期待できないので死に絶えるのを待つしかないが、こちらのほうが先に命尽きる。何とかしたいものだ。

 働き方について・・・

 上野さんは、

 組織の中で働く上で、空気を読むのは必要不可欠。

 目的を見失わず、利害で動く男と好き嫌いで動く女を理解し、大事な信頼関係を作る。

 『信頼は蓄積する』という言葉は胸に刻もう。

 出口さんは、

 仕事は役割分担であり、それで機能している。

 人間の能力には差がある。

 2対6対2の法則!!アリの中でものすごく働くのは2割、普通に働くのは6割、後の2割は怠けている。

 リアリズムを身に着ける。

 学び続けることは、働くための武器になる。知識は力。

>好きなことはお金にならない。やりたいことがあるんだったら、ちゃんと自分で食える道を考える。

 自分の頭で自分の言葉で自分の考えたことや感じたことをきちんと表現する能力が幸せの条件と。

 勉強かぁ。目の前に何もないなぁ。 

 

 

アンチ整理術 森博嗣

 >森さんの考え方が羨ましいと同時に好き。

 片づけられない私はそんな自分に嫌気がさす。

 そこでこの本の内容に励まされる。

 片づけるだけの費用を残せばいいのだ。家族に。

 だって捨てられないのに捨てなければいけないと迫られても無理だ。

 物の片づけは想いがある個人がやっても無理なものだと思う。

 残された家族には想いのないものばかりだあろうから、簡単に捨てられるのではないか?

 片づけにくい写真や日記は早めに片づけようとも思う。

 昔の写真に想いを馳せられるうちに選別するのだ。これが大事。

 片づける能力のない私に人物の片付き度なるものが持てるかどうかはこれからも指針になった。

『同調圧力』日本社会はなぜ息苦しいのか  鴻上尚史・佐藤直樹

 >社会と世間の定義を鴻上さんがブレイディみかこさんとの対談で話していた。

 これが私の頭に残り、日本社会では世間からはみ出ることは生きにくくなると腑に落ちた。

 私自身も世間でしか生きてこなかったと思うし、世間なしでは今後も生きていくのは難しいだろう。 

 それほど無意識に入り込んでいる。

 世間とは個人を生きにくくする。

 私が住んでいる地域では隣組に縛られている。

 昔ながらといえば聞こえはいいが、年功序列が年長者の発言権を優位にし、嫁に来たといえばあいさつ回りがあったりする。

 つい先日も長男の同級生が結婚したが、同居するママ友がその人を連れて近所にあいさつ回りをしたという。なんてこった。

 個人が認められる世界とは、その社会として機能する日本にすることができるのか?と未来に残す社会を悩みながら考えている。

 個人としての行動が社会に及ぼす力があるのかと不安を抱く。

 成熟した社会になるには日本はどうしたらいいのだろうか?

 そんな想いを抱かせる一冊です。

正欲  朝井リョウ

 >作家生活10周年の著作。  大学生作家・サラリーマン作家と言われていた頃があったなと思う。  『正欲』  読み終わり考える。  読み取りの苦手な私は何が正しいのか?  作者の意図と違う感覚だと恥ずかしいと。  明日、死にたくない人の流れに乗るために思う。  このブログも登場人...