2018年4月22日日曜日

実父の頑固


 「明日は仕事があるから、代わりに行ってくれ。」
 「仕事って何?」
 「畑でやることがいっぱいある。」と、眉間にしわを寄せる。

 言いたいことがあるが、すぐに言葉が思いつかない。

 行く先の用事に対して私は思う。
 「こっちも仕事じゃないのか?」

 母から電話で、1度は断ったが連れて行ってほしいという。
 腹立ちが収まらず、「こっちも仕事じゃないのか!」と、口に出る。

 何かが違う。
 やめることのできない事、避けられない事だから、こういう風にしか向かい合えない実父が許せない。
 「○○は可哀そうだ」というが、何が可哀そうなのか聞くと、実父の基準が恐ろしく偏っていて、腹が立ってくる。
 この人は何を基準にしているのか?と思う。
 私の長男に「勝ち組・負け組」と言う。そして、現場で働く長男は負け組で可哀そうだという。
 「あんただってそうじゃないか」と言ったことがあるが、理解できなかった様子だ。
 世の中がわかっているのか?人付き合いをしないのは、病気の後遺症で呂律が回りにくいからなのはわかるが、相手に素直に甘えたらいいと思う。
 馬鹿にされていると思うらしく、団体の旅行にもいかない。

 ありえないほど偏屈で、人に意見を聞かない。
 
 相手にしたくない人種だ。

 自分の好きなようにしたいのは誰だってあるが、ひどすぎて話もしたくなくなるのが本心だ。

 明日どうするのか?見ものだ。
 私の中で、どうにもできない気持ちが膨らんでくる。

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