50日祭が終わった。
まだ気持ちの整理がつかず、人の言葉も素直にうなずけない。
区切りは必要だというが、そんなもの何の慰めにもならない。
桜を見ても、和也は今年は見ることができない事実しかわたしにはない。
世界遺産での桜も、もう見ることができない。
携帯に残された写真の中に場所や時期が分かるものもあり、修理中の姫路城や満開の桜は今年観ることができたであろう希望がなくなった。
一番正直に感情がぶつけられるべき相手だった姉としての私は、避けてきた事実にどう向かっていったらいいのか。
情けない。
いくつになっても可愛かった弟がもういない。
姉弟ってよかったなと、いなくなって思うなんて。
悲しい。
2014年3月13日木曜日
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