2014年3月27日木曜日

弟の死38花のベッドでひるねして

 言葉が癒してくれた。

 登場人物の章夫おじさんに重なった。
 
 「おじさんにもそんな時間があった。」こころをゆさぶられた。
 私が思う弟の姿は、私が持っている弟の断片でしかない。
 弟を思いながら、一緒に行動する。


 もう少し時間がかかってもいいのだ。

 私と弟の小中学校時代のテストや作文が出てきた。
 タイミングがぴったとしている。
 間違わないようにじっくりと進みたい。

 
 私と弟はけんかもしていた。
 まったく覚えがない情景を、作文はみせてくれた。
 焼いてしまうけれど、私の中に弟のさもない時間があったと思わせてくれた。
 大事な、大切なさもない時間。

 幸せな、幸せだった、さもない時間。

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