まだまだ整理できず、弟のことばかり考える。
弟が電話をかけてきた時間は履歴が残っている。
胸の痛みに苦しんでいた時間を切なく思う。
心肺停止の宣告を受けた時、心マッサージを続けてほしい気持ちより、なぜかお疲れ様という気持ちがあった。
私は弟に対して引け目が常にあり、苦労を掛けていると思っているがそれはおごった考えであると少し気づいてきた。
そう考えると、心マッサージを止めた私は弟を救わなかった責任者になる。
最後の時を両親と弟と濃密な時間を過ごしてよかったなんて思ったりもした。
母や父に素直に願い事が伝えられてよかったなんて。話が出来てよかったなんて。
なんて勝手な思い込みなんだろう。
自分の中で完結しようとする考え方はなんと残酷なことなのかが解っていない。
今はすでに骨になってお墓にいる弟にどう謝ればいいのか。
謝ることもできず泣くばかりだ。
帰ってきてほしい。
2014年5月6日火曜日
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