弟へバレンタインチョコを渡したのはいつまでだったろう。
最近は渡すことも忘れていた。
薄情な姉だ。
霊前にチョコを備えた。
今さらと思う気持ちと、それでもという気持ち。
自己満足に過ぎず、自分の気休めだけだ。
離れから歩いてくる弟の姿や、足音がよみがえり切ない。
涙を流したってかえって来ない。
それがつらい。
幼いころの写真を出した。
かわいい笑顔の弟がいる。
そうか、もう君はいないのか。
とてつもなく悲しい。
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