後悔しかない。
これからやっと弟の力になれると思っていた矢先だった。
今まで、何の力にもなっていなかった。
そのままで死んでしまうなんて、思わなかった。
弟の携帯電話に入っていた友人にやっと連絡が取れたのは幸いだった。
知らなかった弟の姿を聞くことができた。
楽しい時間を過ごしていたことを知ることができた。
写真もなく、遺影は免許証の写真。
一番最近の写真自体がそれだった。
このあと、テレビを見ていた母が「そういうひとは残っていていいね。和也のは何もない」と、やしきたかじんの追想番組を見ていて言った。
切なかった。
私は自分の接し方を悔やんでも悔やみきれないが。
たとえば、バレンタインのチョコはなぜ渡さなかったのかとか。
私の次男と一緒に野球をさせたかったとか。
うるさがられるのが嫌で、声をかけなかった自分の浅はかさとか。
ずっと、一緒に酒を飲みに行きたかったと思っていたのに提案しなかったのかとか。
なぜ、嫁入り先に呼ぶのを遠慮したのかとか。
和也に謝りたいことしか浮かんでこない。
2014年1月26日日曜日
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