先週の日曜日、大河ドラマを見始めたころ「和也が救急車で運ばれた」と父より電話。
旦那に頼み、車を出す。
実家には父だけ、すでに救急車は出ていた。
病院に着いたが、「覚悟していてくれ」と救急隊員に言われたと母が言う。
処置室では蘇生されているであろう弟。姿は見えない。
呼び入れられた部屋の別途には、挿管され心マッサージされる弟。
目は半開きだった。
思わず手を握る。
ベットから滑り落ちた弟の手を握り、さすり続けるしかない。
CTとX-Pを撮り原因をみたいと医師。
断ることもできないし、弟が戻るとも思えない。
検査から戻っても、なおざりなアンビューバック押しに悲しみしかない。
もう戻れないであろう意識。
呼吸も心臓の動きも。
手を握る。
和也。
これからなのに。
家で一番必要だった。
なぜなの。
理由なんて見つからない。
2014年1月26日日曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
正欲 朝井リョウ
>作家生活10周年の著作。 大学生作家・サラリーマン作家と言われていた頃があったなと思う。 『正欲』 読み終わり考える。 読み取りの苦手な私は何が正しいのか? 作者の意図と違う感覚だと恥ずかしいと。 明日、死にたくない人の流れに乗るために思う。 このブログも登場人...
-
手嶋龍一さんの世界。 杉原千畝かのユダヤ難民の救世主。 助けられた命が脈々と繋がっていく・・・。 フィクションなのか・・・知識のない私にはわからないけれど、ナチスドイツに迫害されてもなお生き延びていく人々の波乱に飛んだ人生の中に、使命を全うしようとする強い意志に魂を揺さぶ...
-
母に頼まれ、弟の写真を拡大した。 母親の悲しみがどんどん胸に迫る。 大事でないはずがない。 何もできずにいる母に対して、優しい言葉も掛けられない私は、すでに弟の想いに沿っていない。 以前「今母親が死んだら、俺は泣く。」と言っていた弟。 あれからど...
-
お互いの不幸があってから会うこともなかった友人を誘った。 自分のひがみ根性との戦いに勝った。 旦那さんが出世して年収が上がった友人に、羨ましさが先立って声がかけられず、そういう間に不幸が重なって、喪中はがきのやり取りだけになっていた。 そんな中で、息子の受験失...
0 件のコメント:
コメントを投稿