葉室麟さんの時代小説。
『蜩の記』を読んだ後、読後の清々しさに魅了された。
『蛍草』も、武士の時代の日本人というイメージだ。
一本芯の通った人間の、読んでいて感銘を受ける描写に、‘日本晴れの読み心地!’と帯に書かれたキャッチフレーズがすとんと腑に落ちる。
主人公菜々のひたむきな姿は、この時代に大切にされていた日本人の心だろう。
登場人物たちの人物像や関係性はこに時代の世間の様子なのだろう。
主家の子供たちのあどけなさや素直さに心洗われ、奈々を想ういとこの姿に切なくなり、仇討ちを許された菜々の立会にスカッとしたり・・・。
読んでいても、「きっとなんとかなるんだ!!」と思えるのは気持ちがいいものだ。
2013年2月13日水曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
正欲 朝井リョウ
>作家生活10周年の著作。 大学生作家・サラリーマン作家と言われていた頃があったなと思う。 『正欲』 読み終わり考える。 読み取りの苦手な私は何が正しいのか? 作者の意図と違う感覚だと恥ずかしいと。 明日、死にたくない人の流れに乗るために思う。 このブログも登場人...
-
本を読めるようになってきた。 桐野夏生さんの『だから荒野』 荒野を選んで生きてきた老人の言葉に、弟を重ねた。 弟が選んで生きてきたんだと思うことができた。 私にとっては荒野そのものの弟の一生。 私や親が干渉することを拒んできた弟の生き方だった。 それを...
-
心の中に何かが溜まっていく。 心臓マッサージを続ければ心臓が動いたかもしれない。 医者の言葉に対し、諦めが早かったのかもしれない。 私が可能性をつぶしたのかもしれない。 どんどんその思いが大きくなる。 気持ちが後ろ向きで涙があふれてどうしようもない。 ...
-
幸せの実感ってなんだろう。 今私にとってどの時間が幸せなのか。 息子の笑顔? 自分の行動基準が分からなかったり、何やっていたのか思い出せなかったり。 靄の中にいるみたい。 知人が日帰り入浴に誘ってくれたが、きっと取り留めのない思い出話や後悔話にな...
0 件のコメント:
コメントを投稿