2010年12月7日火曜日

それでも僕は結婚しない

 今や家電俳優として名高い、細川茂樹さんが長年の構想から生み出した処女小説。
 少し前に公開インタビューを見に行き、「これからこのような事を考えている」と話していた中の1つに、小説の発表があった。
 現実となり、「家電の情報やらためになる事が書いてある」と話していたので、読んでみた。
 家電については、家電のセールスマンが主人公というのでよく出てきたが、こんな家電もあるのか!と思う場面は確かにあるが、主人公の立場や感情表現にこの家電かぁー?
 どこそこに散りばめられた家電情報は、家電を知らないアラフィーには少ししつこかった。
 若い人たちには、そこから読み取る情報があるのかもしれない。
 恋人からの逆プロポーズから始まる物語。
 今時の人物像いっぱいのストーリー。
 結婚を真剣に考える若い女性は、登場人物 涼子 の姿に自分を重ねるのだろうか?
 上手くいくかどうかは、男性の懐の大きさに、違いない!!
 とうなずく、既婚・子持ち・アラフィー女性の意見です。

2010年12月4日土曜日

ステーキの横のクレソン

 市村正親さんの自伝エッセイ。
 生い立ちから俳優としての覚悟まで、前向きで、一貫した明るさを感じる内容です。
 市村さんといえば、篠原涼子の年の離れた旦那さんという紹介のされ方がありますが、演劇好きの中では、「劇団四季の市村さん」という覚えられ方が確かにありました。
 私も、四季の看板といった印象を持っていました。 
 とても尊敬し、大好きなご両親の思い出やご健在であるお母様への想いに感心し
 小さな頃の市村さんの一人っ子としての「一人っ子気質」の育ち方にうなずき、
 四季のなかで、様々な役を演じ、多くの大俳優・大女優と競演し、自分という役者を作り上げていった道のりには、今必要なことを自分なりに精一杯ぶつかっていく姿があってこそなのだと感じました。
 その四季の時代に鹿賀丈史さんと出会い、エリートで太陽の鹿賀さんはステーキ、それに対し、ステーキの横のクレソンは主役ではないかもしれないけれど、そこに欠かせない存在=それが僕と位置付けています。
 そんな言葉の数々を貰ったのは、四季の浅利慶太さん。
 人から何かを教えてもらうのであれば、待っていてはいけない=というのが市村さんの信条らしい。
 自分から浅利さんの懐に飛び込み、たくさんの教えを・言葉を貰ったと書かれています。
 その信条を貫き続けている市村さんだからこそ、輝き続けているのだと思えます。
 篠原さんと結婚し、かわいい息子さんとの代えがたい日々、穏やかな日常を垣間見ている感覚になります。
 生涯一俳優として演じていく覚悟を語り、出会いを大切にし、新しい自分にも向き合う市村さんのプロフェッショナルらしさを感じられる一冊です。

 
 
 

2010年11月8日月曜日

大いなる暗愚

 藤原正彦さんのエッセイは面白く楽しい。
 これは週刊新潮連載のコラム集。

 藤原家の子育ての著作を持つ美しい奥様の、この本における毒舌さながら、ご本人の自己表現の文章に抱腹絶倒しながら読み進める時間の楽しさで、一気に読み終わりました。

 「書くことは考えること」なのだ。カツンと本質にぶつかった時は幾何の問題でうまい補助線を引けた時のようにうれしい。・・・・・・とある。数学者らしい表現で思わず頷いた。

 初めて餃子を食べた高校2年生。そこから餃子が古今東西の料理中最高と思う生活に入り、奥様との初デートに餃子を選び、餃子の焼きあがるまでのつけダレの準備に奥様が感銘をうけたらしく、求婚に応じてくれたとする「用意万端を怠らない周到さ、食物に対する底深い愛情、なすべき仕事への驚嘆すべき集中力、などを印象づけられたのだろう。」という紹介の一文にチェック。

 口語に比べ、段違いに簡素で段違いに格調高い文語を知る幸せ・・・という一説にうなずく。

 ノーベル賞やフィールズ賞の獲得は、獲得の30年前までの教育や研究水準の高さを映しているという一説に日本のこれからを不安に思うのは私だけではないだろう。

 『国家の品格』の著者である氏が日本を憂う胸中に 私は、歴史に学ばない日本・日本の底力=文化を失うな!などを教訓として肝に銘じた。
 

 

2010年11月4日木曜日

夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです。その1

 村上春樹さんのインタビュー集
 1997年からのインタビューまだ読み始めです。
 「ねじまき鳥クロニクル」「アンダーグラウンド」に関する。‘アウトサイダー’と題するインタビュー。
 「アンダーグラウンド」は地下鉄サリン事件の被害者への取材から執筆されたものであるが、インタビューの中でも加害者側のオウム真理教の信者に対してはどうなのかとの問いがある。
 現在進行中との答えであるが、若い信者たちに対し、チェッキング・システムが備わっていない、そういう査定基準みたいなものを彼らに与えるのは、小説家の一つの役目ではないかと話しています。
 「善き物語」という体験を。
 
 ここでは村上さんの真摯な姿を感じ、強い精神力の源が、彼にとっては走ることなのか・・・と。

池上彰の新聞活用術

 伝える力も売れ続けている池上さんの最新刊?
 情報収集の方法は、インターネット・テレビ・新聞とあります。
 2005年の統計では4人に1人しか新聞を購読していないそうです。
 どんな人が新聞を読んでいるか?仕事に打ち込み社会への関心が強いひと!
 そして、平均所得が一番高いのが「新聞派」だそうです。
 池上さんは何紙か比べる読み方を勧めています。それにより、数字の読み取り方や文章表現力、様々な視点、記者の姿勢・意識の違いが見えてくると。
 コラムや歌壇の一読のススメや投稿のススメもうなずけるものがあります。
 
 私にも知らない世界がたくさんあります。
 少しでも知識や社会的常識を身に付けたいと思う毎日ですが、日々の生活の中でそれにかける時間には制約があります。
 情報は求める者にやって来ると日々感じています。
 私自身は、情報を消化できる者になりたいと思っています。
 むかし、英語の苦手な私に「新聞の英語版を勧めてくれた人がいたナー」と思い出しました。
 アドバイスを大事にしていたら今頃は英語の翻訳前の本もよめていただろうに・・・。

2010年10月22日金曜日

洋平へ~君の生きた20年と、家族の物語

 佐々木博之さん・志穂美さんによる家族の本物語。
 洋平君は長男重度心身障害、次男ダイ君は高機能自閉症、三男航君は知的な遅れをともなう自閉症。
 字だけを追えば、深刻に受け止めてしまう・・・。
 でも、文章を読めば人間の持つ力の無限に気づかされる。
 小さな変化を見逃さない、そんな毎日を過ごすのが私自身にとっては理想だけれど。そんなことは無理だ。なぜなら、人間は間違いやすいから。
 物事の受け止め方も、考え方も、反応も、すべてに正解などはない。
 毎日毎日を大切に、周りの人を大切に。足元をしっかり見る。そして、命を大切にする。
 これが基本。
 そういうことをまたまた教えられた気がした。

 時期を共に本田美奈子さんのCDを聞いた。
 入院中に後から入院してきた岩谷時子さんに送ったアカペラの歌が収められた「ラストコンサート」
 最後のほうで本人の言葉が入っていた。自分のことだけを考えていてはいけないなーって、つらい闘病中の言葉が胸を打つ。
 洋平君もまた20歳でこの世を去った。
 お二人のご冥福をお祈りします。

2010年10月20日水曜日

そこまで言うか!

 西村博之さん・ホリエモン・勝間さんのTolkinng For 7Hours 実録版です。
 ピーターの法則を調べよう!
 簿記3級の勉強を子供に勧めよう!なんて、そうなんだ~と思うことがいっぱいでてきます。
 ・・・が、納得してはいけないんですよねー。
 自分で考える、ことが大事。
 「○○が言っていたよ」で物事を判断してはいけない。
 発言者で良し悪しを決めるのではなく、内容で決める。
 自分なりの幸せを見つける、そして人と比べない。自分比として考える!
 「結局、女はキレイが勝ち」にしても、読まないで批判している人はわかっていない人とは、すべての事柄に言えるんですね。
 理解できないおバカさんと3人がはっきり言っている。
 私も理解不能なことはいっぱいだけれど、自分の価値観に固執しない・ステレオタイプの幸せに疑問を持つ・仕組みを知るなどなど・・・。
 
 

正欲  朝井リョウ

 >作家生活10周年の著作。  大学生作家・サラリーマン作家と言われていた頃があったなと思う。  『正欲』  読み終わり考える。  読み取りの苦手な私は何が正しいのか?  作者の意図と違う感覚だと恥ずかしいと。  明日、死にたくない人の流れに乗るために思う。  このブログも登場人...